ITエンジニア、Webエンジニアという仕事の魅力

2019年7月25日木曜日

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ITエンジニア、Webエンジニアという仕事の魅力

この記事ではITエンジニア、Webエンジニア、プログラマといったような仕事の魅力について書いていきたいと思います。

私自身は、6年目のIT/Webエンジニアです。

もともとはSIerと呼ばれる業界で、システムの基盤構築やアプリケーション開発を行っていました。
現在はWeb系の企業でSaaSと呼ばれる形態のサービスの開発を行っています。

自分は社会人になってからずっとエンジニアとして働いてきましたから、他の業界の仕事についてはそこまで詳しくないのですが、自分がエンジニアとして働いてきた中で感じるエンジニアと言う仕事の魅力について書いていけたらと思います。

技術が自分についてくる

技術が自分についてくる

よく、手に職つける、という言葉を耳にしますが、エンジニアやプログラマーと呼ばれる仕事は、まさに手に職をつけることができる仕事だと思います。

特にウェブシステム開発などで用いられるプログラミング言語は世界中どこに行っても変わらない普遍的なものです。

私は仕事でフィリピンの現地企業で働いていたことなどがあるのですが、当然ながら、フィリピンにおいてもJavaScriptはJavaScriptですし、SQL文はSQL文でした。(当たり前ですが)


このように日本の業務で身に付けたスキルをそのまま海外でも使える、という業種は、あまり多くないのではないでしょうか。


多くの仕事では日本独自の手続き、商習慣、マーケットの特性、日本流のコミニケーションなどを学ぶことによって売り上げを上げることが求められます。



もちろん仕事の中で身に付けた専門性を、海外においても発揮できる業種は他にもあると思います。

特に技術職であれば、その傾向は強いと思います。

必ずしもWebエンジニアでなくても、日本で身に付けたスキルを海外で発揮する事は可能でしょう。

しかし、例えばメーカーの製品を開発するエンジニアであれば、自社の製品そのものに対する知見や、自社の製品独自の設計の上で発揮されるような技術を身に付ける必要がある場合も多いのではないでしょうか。


しかしWebという技術は、世界共通です。

インターネットによってグローバル化が急速に加速したことの背景としては、インターネットがその性質上、地理的な隔たりにほとんど影響受けることなく情報を伝達してしまうということがあります。

そしてそれを実現している技術は世界共通であり、海外に行ったからといって、扱う技術が変わる事はありません。
「日本製のウェブブラウザ」などと言うものを使っている人は、基本的にはいないでしょう…

IT、Web業界においてほとんどの技術は、海外からもたらされたものです。
基本的に日本人はその技術を使う側であり、作ることにおいてはあまり世界をリードできていない現状があります。


しかし日本で働きながら一旦それらの技術を身に付けてしまえば、仮に世界中どこに行ったとしても、あなたの技術力を発揮できる場所があるはずです。

このように世界普遍の技術を身に付けられると言うのは、あなたがキャリアを形作る上で非常に大きなメリットとなることでしょう。


PC 1台あれば個人でも取り組める

PC 1台あれば個人でも取り組める

これは私自身が感じている、非常に大きなメリットです。

例えばあなたが自動車のエンジンを開発するような技術者であった場合、自宅で自動車のエンジンを組み立てる事は容易なことではないでしょう。

もしあなたが製鉄所の鉄を研究するような技術者であったとしても、家のフライパンで、鉄を溶かして精錬することはできないでしょう。


しかしITエンジニア、Webエンジニア、プログラマなどと呼ばれる仕事であれば、自宅のパソコンを用いて自分の好きなソフトウェアを作ることができます。


しかも大それた設備等は必要なく、簡単にインターネット経由でサーバーをレンタルし、そのサーバーの上に自分自身のシステムを組み立てていくことができるのです。

そして自力で作ったシステムは会社の所有物などではなく、あなた自身に所属する、あなた自身の資産となるのです。


これは業務の中での開発では味わえない、プログラマーであるが故の楽しみであると思います。


そして楽しみながら自分のシステムを構築することができるようになれば、その開発の中で身に付けた知識は、仕事にも応用することができます。

そうやって自分の趣味や楽しみと、仕事を両立していくことができるというのも、エンジニアやプログラマーという仕事の利点の1つだと思います。


過剰に社内政治に参加する必要がない

過剰に社内政治に参加する必要がない

プログラマーとして働けば、あなたの役割は基本的には、決められた期限の中で品質の高い製品を開発することです。

その目的を達成するために、日ごろからスキルを磨き、開発に取り組んでいくことになります。


もちろんプログラミングに没頭してばかりではなく、ときには周囲とコミニケーションをとりながら仕様を把握して製品の開発を行ったり、設計を行なっていく必要があります。

しかしプログラマーという業種に与えられている役割の特性上、過剰に周囲とコミニケーションを取ることを強制されることも少ないと思います。


良くも悪くも実力主義なところがありますから、コミニュケーション能力などのソフトスキルだけでなく、実際にものが作れるのかと言う部分が評価の対象になります。

もちろん極端に周囲とのコミニケーションが苦手だったりすると、それはマイナスポイントになりえますが、やはり基本的にはものが作れてなんぼです。


いくら上司におべっかを言って気に入られてみたところで、全くものが作れないのであれば、仕事の中で高い評価を得るのはなかなか難しいものがあります。


逆に実力主義では無いような職種で働くような場合は、仕事そのものよりも、上司に気に入られているかどうかとか、要領よく周りとコミニケーション取れるかどうかのような部分に神経を使ってしまい、これといった知識やスキルがなかなか身に付かないような場合もあるのではないでしょうか。


しかし先ほども述べたようにプログラミングのスキルなどは世界中どこへ行っても役に立つ普遍的なスキルですし、日本国内においてもプログラミングスキルと言う具体的な技術があれば、転職における大きなアドバンテージになります。

そして、いつでも転職出来るような具体的なスキルを持っておく事は、社内政治に明け暮れ、何のスキルも身につかないまま社会人生活を過ごしてしまうよりも、少ない危機感で生きていけるような方法だと思います。


もちろん向き不向きはありますから、こういう生き方に向いている人もいれば、向いていない方もいるでしょう。

例えば非常にコミニケーション能力が高くて、ステークホルダーたちと折衝していくような業種に向いている人もいます。

そういう人にとっては、エンジニアよりも、その人の特性を生かせる職場があるかもしれません。

もちろんコミニケーションが高い事は、エンジニアという職種においても強い武器になります。

しかし正直、そういうタイプの人ばかりではありません。


自分の技術を突き詰めて学んでいきたい人や、手に職つけて何かものを作っていきたい人などにこそ、エンジニアと言う職種は適任だと思います。



自分の楽しみを見つけて、素晴らしいエンジニア・プログラマーライフを送ろう!

自分の楽しみを見つけて、素晴らしいエンジニア・プログラマーライフを送ろう!

いかがだったでしょうか。

正直、エンジニアと言うと、あまり良い印象持っていない方もいらっしゃるかもしれません。

ときにはスケジュールが差し迫っているような、厳しい環境で開発を行わなければならないこともあるかもしれません。

また、エンジニアは常にスキルを高めていくことが求められますし、休日も勉強をしなければいけないような場面も多いかもしれません。


それを楽しんで行えるような人であれば、エンジニアは非常に良い仕事だと思いますし、最初は楽しめなくても少しずつ理解して、自分で何かものが作れるようになってくれば、楽しさを見つけられるかもしれません。


僕自身は、このエンジニアと言う仕事を非常に楽しんで続けられている方だと思います。

その理由は、自分が学んだ技術を海外で使ってみたり、自分自身で趣味の中でゲームを作ってみたり、技術を学ぶ楽しさを自分なりに探しながら働いてきたからだと思います。



きっとどんな仕事においても、楽しい部分はあるのでしょう。

あなたも今の仕事の中で楽しい部分を探してみて、それでもどうしても楽しい部分が見つからなかったら、ぜひエンジニアへの転職にチャレンジしてみてください。

必ずエンジニアであれば、楽しい部分が見つかるはずです。


ITは今世界を大きく変えている技術の1つです。

ウェブによってグローバル化が大きく加速され、AIによって世界の仕組みが大きく変わる、とも言われています。

そういった変化の激しい、世の中に与えるインパクトの大きいようなIT業界で働く事は、非常に刺激的ですし、技術を身に付けていき甲斐がある仕事だと思います。


この記事が、あなたがエンジニアやプログラマーという仕事について考える上での助けになれば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。