【初心者向け】JavaScriptって何? ~ウェブブラウザで動くプログラム~

2018年11月21日水曜日

Web技術 プログラミング

複雑なJavaScriptに絶望する女性

今日は、「JavaScript」というプログラムについてお話します。

ウェブサイトを作ったりする時、もしかしたら聞いたことがある人もいるかもしれません。


JavaScriptとは


JavaScriptは、「プログラム」の一種です。

「プログラム」とは、コンピューターに命令を与えるための言葉のことです。

こういうやつ…↓

JavaScript

暗号みたいですね。


「プログラム」にはすごく沢山の種類があるのですが、実はこのJavaScriptというプログラム、ちょっとだけ特別なプログラムなんです。


Webに携わる上で一番大事なプログラムと言っても良いのではないか、とさえ思います。

僕たちが普段ウェブサイトを見るときに、必ずと言っていいほど働いてくれているプログラムでありながら、JavaScriptの代わりに仕事ができるプログラムが、あんまりないのです。


JavaScriptは「Web」にとって、すごく大事なプログラムなので、普段プログラムを書かない人も「どういうプログラムなのか」ぐらいは、ざっくり知っておくと良いのではないかと思います。



JavaScriptの特徴


JavaScriptの特徴を一言で言うと、

「ウェブブラウザ上で動くプログラム」

ということです。



「ウェブブラウザ」に関しては、以前、「【初心者向けに解説】ウェブブラウザって何?」という記事の中で簡単に説明をしましたね。


「ウェブブラウザ」とは、「ウェブサーバー」から送られてきた「HTML」という暗号を、僕たち人間にも見やすい形に変換してくれるソフトでしたね。


(「ウェブサーバー」に関しては、「ウェブサーバーってなに?」という記事の中で解説をしています。)



以前の記事でも書いたように、「ウェブブラウザ」は、皆さんのパソコンやスマホの中に入っているソフトでした。

もちろん、今あなたがこのブログを読むために使っている、そのパソコンやスマホの中にも入っています。

今あなたは私が書いた文字を読んでくれていますが、その文字は、「ウェブブラウザ」があなたに見やすいように配置して、画面に表示しているものです。

どこに配置するかは、HTMLなどの「命令」として「ウェブサーバー」から送られてきているのですが、その「命令」は、人間にとっては読むのが大変です。

その「命令」を解釈して、僕たちにも見やすい形に表示してくれるのが、「ウェブブラウザ」の役割でした。


そして、その「ウェブブラウザ」上で動くプログラムが、JavaScriptです。



誰がJavaScriptを書いているの?


この「JavaScript」とは、誰が書くものなのでしょうか。

ウェブサイトを作った人?
ウェブブラウザを作った人?
パソコンを作った人?


答えは、「ウェブサイトを作った人」です。



たとえば、今僕が書いているこのブログにも、JavaScriptが入っています。


たとえば、以下のボタンをクリックしてみてください。




僕からの感謝のメッセージ、読めたでしょうか。

こんな風に、「ボタンを押したときに動く処理」なんていうのも、JavaScriptで書けたりします。

このプログラムは、僕がこのブログを書くときに、ブログの本文に並べて書いたプログラムです。

本文に交じって、こんなプログラムを書きました。


alert('ボタンをクリックしてくれて、ありがとう!');


書いたのはこれだけです。

「alert」っていう命令を書いただけですね。



この短いプログラムを僕が「ブログの本文に並べて書いた」ということは、このプログラムは、普段どこにあるのでしょうか。


答えは、「ウェブサーバーの中」です。

ウェブサイトは、普段ウェブサーバーに保管されていて、そのウェブサーバーが
「あ~、どっかからアクセス来ないかな~」
と言いながら待っているんでしたね。

そしていざ、
「そのウェブサイト読みたいです」
って人が現れると、そのデータを、その人のコンピューターに送ってあげるんでした。

つまり、ウェブサイトのデータは普段、ウェブサーバーの中にあるわけですから、JavaScriptもそれと一緒にウェブサーバーの中に保管されているのです。


ここで大事なのは、「JavaScriptは普段、ウェブサーバーの中に置いてあるけど、ウェブサーバーの中で仕事をするわけじゃない」ということです。


ただ、置いてあるだけです。

ウェブサーバーの中では、何も仕事をしません。



ではいつ動くのかといえば、それは
「そのウェブサイト、読みたいです」
って言う人が現れて、

ウェブサーバーが、ウェブサイトのデータをその人のコンピュータに送ってあげて、

その人のコンピュータの中にあるウェブブラウザが、

人間にも読めるようにウェブサイトを画面上に表示した
その時、もしくはその後です。


なぜなら、JavaScriptを動かせるのは、ウェブブラウザだけだからです。

だから、JavaScriptが、あなたのコンピューターの中にある、「ウェブブラウザ」に届くまで、そのプログラムが動くことはないのです。


ここでは、「JavaScriptはウェブブラウザ上で動く」ということだけ、覚えておきましょう。





さっきお見せした、ボタンを押したときに動くプログラムはとても簡単なものでしたが、他には、時計なんかもつけられたりします。




あとは、こんなアニメーションみたいなものも作れたり。


もう一回ボタンを押すと、ちょっとだけスピードアップ。

これらのプログラムは小さなプログラムですが、もっとながーーーーーーーいプログラムを書けば、より複雑な処理を作ることもできます。




これらのプログラムは全て、あなたが今使っているコンピューターの中にある、「ウェブブラウザ」というソフトの中で動いているんですね。



まとめ


今回の記事では、「JavaScriptは、ウェブブラウザの中で動くプログラム」ということだけ覚えておきましょう。


Webを理解する上でとても大事なプログラムなので、この記事が少しでも理解の助けになれば、幸いです。

JavaScript等のプログラムに関しては、今後も記事を書いていければと思います。

最後まで読んで下さり、ありがとうございました。