Webサイトを見やすくする方法5選! ~帽子掛けで情報を整理しよう~

2018年11月23日金曜日

ウェブサイト作成・運営

帽子


以前の記事で、Webサイト作成時の「カテゴリ分け」をオススメしました:
ヒックの法則って何? ~選択肢はカテゴリ分けをしよう~ >>


分類されていて、整理されている情報は見やすく、読み手が最後までWebページを見てくれることに繋がります。



ただ、単純に「カテゴリ分け」するだけでなく、他にも情報を整理するために有用な手段があります。


と、いうことで、今回のテーマは、、


Webサイトを見やすくする方法5選! ~帽子掛けで情報を整理しよう~


です。



「5選」と書きましたが、これは僕が選んだものではありません。




リチャード・ソール・ワーマンという人が提唱した「5ハットラックス」という理論があります。

「ハット」は帽子、「ラックス」は棚ですから、「5ハットラックス」は、「五つの帽子掛け」という意味ですね。


この、リチャード・ソール・ワーマンという人は、情報デザインの先駆者的存在の人です。



この理論の中で彼は、情報を整理するための、以下の5つの方法について述べています。


位置による整理


情報の位置関係を再現した形で画面上に表示することにより、読み手に理解しやすくする手法です。

たとえば以下のGoogle Maps。



東京スカイツリーを中心として、周囲の代表的な建物が表示されています。

周りの建物をクリックすると、その詳細情報を見ることもできますね。

その文字列を地図上に、実際の位置関係に忠実に並べることによって、読み手にぱっと見で情報が伝わりやすくなります。

明確な位置関係があるものを画面上に並べるときには、その位置関係に従った形で情報をならべるのが得策でしょう。



アルファベット・あいうえお順


これは言わずもがな。

情報量があまりにも多いときは、この整理方法が便利です。

アルファベット順を採用しているWebサイト


あまりに情報が多い場合は、アルファベット順やあいうえお順で並べないと、ユーザーは情報を探すことができませんね。




時間軸での整理


時系列に応じて、情報を並べていく方法です。

SNSなどの「タイムライン」と呼ばれるものがこれにあたります。



新しい情報ほど上に表示され、古い情報は下の方に配置されていきます。

リアルタイムで、新しい情報をユーザーに見せたいときは、この手法が最適です。




カテゴリ分け


これは以前の記事で紹介したものですね。

選択肢はカテゴリ分けをしよう >>


ヒックの法則によるカテゴリ分け


ジャンルによるカテゴリ分けをすることで、選択の際のユーザーのストレスを軽減する方法でしたね。

ユーザーは「選択肢が多すぎると、選ぶことを放棄してしまう」ということがシーナ・アイエンガー氏の実験によって明らかになっていますから、積極的にカテゴリ分けを行い、ユーザーには段階的に選択をしてもらうようにしましょう。




階層型による整理


項目それぞれに順位などをつけ、表示する手法です。

たとえば、このブログの「人気の投稿」では、閲覧者が多い記事程、上に表示されています。

階層型で整理されたサイドバー


まとめ


いかがでしたでしょうか。

皆さんも、Webコンテンツを作成される際は、「どのような軸で情報を整理するのか」ということを考えながら作成すると、ユーザーにも見やすいコンテンツが作成できるかもしれません。


リチャード・ソール・ワーマンさんの、「5ハットラックス」で紹介されている手法は、以下の5つでした。


  • 位置による整理
  • アルファベット(あいうえお)順
  • 時間軸による整理
  • カテゴリ分け
  • 階層型による整理

帽子


本記事が、皆さんのWebサイト作成のお役に立てば幸いです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。